初めてbeatmaniaIIDXをプレーするにあたって

本日CS放送ではありますが beatmania IIDXがお茶の間に流れました。ゲーム好きはもちろん、広く一般の方の目にも触れる機会にもなりました。

そんな日の夜、プレー中に、ほぼ初めてIIDXをプレーする男女から声をかけられました。あ、でも番組の影響では無いです。男から運指、目線、プレー回数、暗譜といったよく未経験者から聞かれるフレーズに答えていくうちに、師匠扱いされ後日レクチャーすることになりました。SINOBUZのシステム上ではなくリアルな師匠です。

さて、どういったことを教えよう?10年以上プレーしてきて、どうやって初心者を乗り越えてきたのかはもう曖昧。経験ベースでは話せないので考えなくては!男女と話すうち終電逃し、帰宅で30分歩く中考えたことを纏めてみました。そこで浮かんだのは以下の心構え。

  • 覚悟はあるか?
  • ゴールはどこか?
  • その機種でよいのか?

 

1.覚悟はあるか?

初めてのプレー。散々だったと思います。でも誰もが通る道、上手くなる以前に慣れるまで時間がかかります。"慣れる"は単音のブラインドタッチを卒業できるレベルを想定します。正直苦しいですが、ここで折れてしまえば「単に興味本位レベルでした」でオシマイ。主観ですが、まず3000~5000円(パセリ)を突っ込みましょう。この段階で技術論はありません。「教えて!」では無く「やれ!」の世界です。近道はありません。ひとつ言うならできるだけ固定運指に近い形で押すことです。片手で押す人もいますが、後が苦しくなります。

2.ゴールはどこか?

このゲームは本日スポーツ扱いで放送されるほど高度なものです。当たり前ですが時間とお金は有限です。単に"上手くなる"が目標ではいつまでも満足できないままお墓入りです。(本当にトップまで上手くなることが目標であれば相当な覚悟が必要です。放送での優勝者は250~300万円費やしています。)まずはゴールを決めましょう。できれば、現実的な目先のゴールと、長期的なゴールを二つ定めることです。また、ゴールは上達するにつれてアップデートしていきます。例えばゴールには以下のものがあります。

  • 特定の曲のクリア
  • 特定のレベルの曲をクリア
  • 段位取得
  • 難易度区分(N,H,A)
  • リアランプ埋め
  • トップランカー、県別トップ
  • 独自枠(DBM,DJPoint,片手)

目先のゴールについて、私は特定の曲をよく目標にしていました。確かB4U→AbyssRemix→雪月花→蠍火。まずは好きな曲を見つけましょう。他には初めて☆7をクリア(確かFANTASY)した時は嬉しかった覚えがあるので、レベル目標もお勧めします。上達の実感が数字に表れるので。

長期的なゴールについて、これは自分がこのゲームに割けるリソースとの相談で決めます。誰もがトップランカーになりたい、またはなれるとは限りません。いわゆるエンジョイ勢も含みます。主観ですが、このゲームをかっこいいと思って始めた方は、演奏感のあるHYPER譜面がこなせるレベルを(6段くらい?)目指すことをオススメします。それ以上は壁が大きくゲーマーワールドです。ハマったら挑戦しましょう。がおー。

※ 段位取得に必要な期間の目安はネットの海を探してみてください。

3.その機種でよいのか?

実は音ゲー"そのもの"を始めたかったというパターン。beatmania IIDXに興味を持ってくれる方は貴重ですが、慣れるまでが苦行だと先述しました。一方でブラインドタッチが不要なjubeatやタッチパネル式のゲームもあります。

あと収録曲。確かにIIDXはかっこいい曲が多いですが、オリジナル楽曲中心であり世間では流れない曲ばかりです。一方で勢いのある機種であるチュウニズムはjpopカバーはもちろん、アニメなど他コンテンツとのコラボも積極果敢です。どちらが良いという話ではありません。単に収録曲のことを"考えていない"のであれば一通り他の音ゲーも触ってみてください。自分に合うものがあるはずです。IIDXなんちゃってDJシミュレーションであるのでクラブ系の音楽が多いです。

それから「ゴールはどこか」にも通じる話ですが、機種ごとに上達曲線や最終ゴールが異なります。例えると登山の山の違い。歴史の長い機種はそれだけ高度化(いわば高い山)されています。手っ取り早く音ゲーが上手くなりたいのであれば、他の機種のことも考え直してみて下さい。

最後に、筐体、世界観、デバイス、プレイヤー人口、友人がやってる… 何でもよいから「○○だからこのゲームを選んだ」という理由が付けられればPGREATです。

 

後記

技術論でなく心構えについて終始書いたのは、人の人生に関わる内容だから。私は10年以上プレーしただけに人生の数%のリソースを既に消費しています。ハマらせることは人の数%が犠牲になるのです。近いことを書けば、父親は喫煙者ですが私へは終始禁煙を勧めていました。自分のような思いはさせたくないとだからこその発言でしょうか。煙草も音ゲーもハマるのは(HOLIC)中毒的です。リスクの説明責任。それに覚悟があればやる。経験者ならではのレクチャーかなと思いました。

そして、その数パーセントを少しでも有意義にするため、こんな時間にこんな文章を書きました。